~新しい出会いに~

今年は梅の開花が遅れ、春が待ち遠しい3月を過ごしました。4月生まれの関係か、桜に元気をもらえる気がしています。何年か前、5歳まで過ごした島根県大田市へ行ったのが桜の季節。三瓶山を望む川岸の満開の桜に、幼い頃の風景を重ねていました。
サポートハウス年輪界隈の桜の名所、東京大学附属農場、田無神社、総持寺、富士見幼稚園、田無小学校、そぞろ歩くやすらぎの小径のあちこちにも。この通信が届く頃には、満開の桜が楽しめる春になっているかと思います。
昨年の酷暑の影響で海水温が上昇したため、不漁でワカメも値上りしているそうです。東日本大震災から14年。コロナ禍前は毎年3月には被災地支援バザーを開催、三陸から直送のワカメが年輪バザーの目玉でした。
何もかも値上がりラッシュの春を迎えています。春闘、ベースアップ、新入社員の給料30万などなど景気のいい言葉が躍ります。どこの国の話ですか?と言いたくなるくらい、介護業界は基本の介護報酬のアップがないまま春を迎えています。
さて、31年目を迎えたサポートハウス年輪はこの物価高騰の大波の中、どう泳いでいこうかと思案する日々に、地域で30年活動を続けてきたNPO法人を評価して下さる方からの寄付がありました。人と人との出会いで生まれたサポートハウス年輪です。人と人との縁を大切に、地域の皆さんと共に歩んできたことをどこかでじっと見ていて下さる方がいたことに、勇気をもらいました。
新しくなるねんりんはうすを応援しようと、「ねんりんまつり」を計画しました。当日はカフェ「絆」とデイサービス「昭和の学び舎」を開放します。どこかの誰かに、珍しいお菓子に、年輪特製のカレーに、素敵な出会いがあなたを待っています!!

1月
冠雪の白、空と山の碧
鮮やかなコントラスト

2月
雪が徐々に減って
優しい印象に

3月
春の霞にけぶる雄大な富士
理事長 安岡 厚子